ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』を観てきました。

2023年日本で初めて上演される演目『ファインディングネバーランド』。

山崎育三郎さんを主演に迎え、ピーターパン好きには堪らない演目に仕上がっていました。

ファインディング・ネバーランドってどんなお話?

これはピーターパンのお話が出来るまでの物語

ピーターパンは有名ですよね。子供の頃観たピーターパンのミュージカルは、それはそれはドキドキしました。

かっこいいピーター、妖精の粉で私も空を旅たいと子供にとっては楽しい夢の国ネバーランド。

私も行ってみたいと目が輝かせてみていたことでしょう。

大人になって観るピーターパンはちょっと違っていて。

全く同じ物語で、同じように楽しめるのだけど、ラストが衝撃。子供の頃には気付かなかったピーターの純粋さとそれゆえの残酷さがあるんですね。

ピーターパンは大人も子供にもお薦めの最高のミュージカルなのだけど。

そのストーリーが出来るまでの実話を描いたミュージカルが『ファインディング・ネバーランド』です。

 

概要

(画像出典)ステージナタリー

このミュージカルは、2023年に主演に山崎育三郎さんを迎え、日本初のオリジナルストーリーで上演されます。

他にキャストには、濱田めぐみさん、武田真治さん、夢咲ねねさん、杜けあきさんが名を連ねています。

中でも実際に、2012年ミュージカル「ピーターパン」でフック船長を演じた武田真治さんがここでもフック船長を演じます。

武田真治さんがなにかアドリブを入れてくるのかなど、興味深いところです。

山崎育三郎さんについては、コチラの記事を合わせてご覧ください。

ストーリー(ざっくり)

(画像出典)ステージナタリー

19世紀後半のイギリス。新作戯曲が書けずに行き詰まっていた劇作家ジェームズ・バリ(山崎育三郎)は、公園で、未亡人シルヴィア(濱田めぐみ)と4人の子ども達ジョージ、ジャック、ピーター、マイケルと出逢う。

妻のメアリー(夢咲ねね)からも問い詰められ悩んでいたバリだったが、彼らと遊ぶうちに純粋で正直な気持ちを思い出し、「演劇」も「遊び」も同じ「PLAY」なのだと気がつき、物語をどんどん生み出していく。

しかし、当時のイギリスでは、演劇は上流階級だけのもので、バリが「子供も楽しめるファンタジー作品を上演したい」と提案すると、劇場主のフローマン(武田真治)と劇団員たちは猛反対。

一方、父を亡くしてから純粋な心を閉ざし”大人”になろうとしていた三男のピーターは、バリと交流を深めるうちに、夢や希望を捨てることが大人になることではないのだと悟る。バリとシルヴィアは、シルヴィアの母のデュ・モーリエ夫人(杜けあき)に反対されながらも交流を深め、お互いを理解し心を開く関係になっていく。こうしてバリは、シルヴィアと子供たちと一緒に空想した世界を基に『ピーターパン』の物語を作りあげていく。

最初は反対していた劇団員たちも、次第に子供の頃の純粋な気持ちを思い出し、バリの描く世界に引き込まれていく。順風満帆かに思えたが、シルヴィアの体調が悪化し、バリと兄弟たちは新たな試練に直面することになる。そして迎えた新作舞台『ピーターパン』の公演初日。

『ピーターパン』という永遠の物語を生み出した一人の作家と、彼を囲む人々の、美しく、優しく、切ない、感動の物語。

(画像出典)poriprostage

 

実際に観劇した感想

新国立劇場中ホールはそんなに大きな劇場ではないけど、お客さんはぎっしり。満席でした。

期待の大きさが分かります。主演は歌声が素晴らしい山崎育三郎さん。相手役もこれまた、こんなに歌が上手い人がいるのかという濱田めぐみさん。

実際の犬が出演するのでアドリブ必須(笑)。

20分の休憩をはさんで3時間上演時間はあっという間でした。

物語りがしっかりしているのに、これぞミュージカルというほど沢山の歌やダンスが盛り込まれていて視覚も楽しませてくれます

大人になると見えなくなる夢を思い出させてくれるようなそんなお話。

ピーターパンを知らなくても十分楽しめるけれど、知ってたらさらに面白い!

特に同じポリプロ主催のブロードウェイミュージカル『ピーターパン』を観たことがあると、それに被せてくる演出も楽しめます。

まだピーターパンの方を観たことがない人は、そちらを観てみるのもお薦めです。毎年夏休みに国際ファーラムで上演されています。

ここからはちょっとネタバレになりますが、ミュージカル『ピーターパン』の場面と全く同じ場面が出てきて、同じように「妖精を信じますか?信じる人は手を叩いて」と観客に拍手を求める場面があったり、『ファインディングネバーランド』の中でもピーターパンが上演されたりと、ピーターパンファンの心をくすぐります。

ところどころに笑いを入れてくるのも思わず笑ってしまうほど、客席の一体感があり、とても素敵なミュージカルだなと思いました。

これは、再演があるんじゃないかと思います。

山崎育三郎さん、濱田めぐみさん、武田真治さんのファンだったら、たくさん歌ってくれるので歌を聴けるだけでも満足するレベルでは??

個人的には、たまに登場するピーターパンとウェンディがとても良かった!台詞はないのですが、動きが、物語りのピーターパンに出てくる2人そのもので、その世界を見せてくれました。もう最高。

想像力、イマジネーションで同じ世界が違って見えるってあると思います。気分が沈んでるときは感じないのに、元気いっぱいな時はただの公園の緑がとても美しく見えたり。

日常の些細なことも楽しもうと思えば楽しめるのですよね。

子供の頃、そんな懐かしい気持ちを思い出させてくれるかもしれません。

 

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