ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』

初代ピーターパンをつとめた榊原郁恵さんをはじめ、子供たちを魅了してきたピーターパン。

子供のみならず、大人にもみていただきたい作品なんです。

子供の時と違った発見切なさを感じるはずです。

東京国際ファーラムホールCにて、2023/7/25(火)~8/2㈬の間上演されますね。

個人的には8代目ピーターパンをつとめた高畑充希さんはまるで少年で、物語に入り込んでいた私には、今まで出会ったどの男性よりもかっこよかったです(笑)。

ストーリー

ロンドンに住むダーリング夫妻の子どもたち、ウェンディ、ジョン、マイケルの部屋に、空を飛べる不思議な男の子が“あるもの”を取りに忍び込みます。

 

その子の名前は、ピーター・パン。ピーターは3人の子どもたちを連れ、いつまでも子どもでいられる“ネバーランド”へ飛び立ちます。

ウェンディはネバーランドで出会った迷子たちの“お母さん”になり、タイガー・リリー率いるインディアン(森の住人たち)とも仲良くなりました。

ウェンディたちは、みんなと楽しく愉快な時を過ごしながらも、いつしか我が家が恋しくなり、迷子たちも連れてロンドンの家に戻ることにします。でも、ピーターは大人になんかならないと。。

一方、フック船長率いる海賊はウェンディを自分たちの“お母さん”にしようと、捕まえてしまいます。

それを知ったピーターは、ティンカーベルとともに海賊船へ向かい、リリーたちと協力して、フック船長や海賊との激しい戦いの末、ウェンディを救います。

いよいよ、ロンドンに帰る時、ピーターとの最後の別れを惜しむウェンディたちウェンディは彼にお願いをします。「春の大掃除の季節にはきっと迎えにきてね。」と。時が経ち、約束を果たしにピーターがやってくるのですが・・・

何年もピーターパンを観てきての感想

夏休みに毎年、上演されるピーターパン。子ども向けファミリーミュージカルですが、侮れません。むしろ大人に見てもらいたいとさえ思います。

私がピーターパンと出会ったのは小学六年生の時。両親に連れられて来たのは、新宿のコマ劇場でした。初めて見るミュージカル。その時にピーターパンの物語を知っていたのかどうかは覚えてません。ただ強烈にワクワクした事は覚えています。

私はその世界にいました。まるで自分がウェンディになったかのようにピーターに恋をして、ネバーランドで楽しい時を過ごしました。それが、今のミュージカル好きになるきっかけな訳ですが。

当時は話の内容よりも、楽しい空間と歌や踊りの迫力、まさにエンターテイメントとして楽しんでいたんだと思います。そして、人生初めての恋。。そう、私は当時のピーターパン、榊原郁恵さんに恋をしました。ピーターパンは男の子だと思っていて。

彼女が女だと知った時はすごくショックだったのを覚えています笑

それから私が母になり、子供にも見させてあげたいと思いました。当時の私より少し小さいのだけど。

その時のピーターパンのポスターを見て、この子のピーターを見てみたい、そう思いました。高畑充希さんでした。

何十年ぶりかに観るピーターパン。私は子供がどんな反応をするのか、当時の私みたいにピーターパンに恋するのか、楽しんでくれるのか、そればかりが気になっていました。

幕が開き、ピーターが現れる。彼女が声を発した瞬間から私は引き込まれてしまった。目が彼女を追ってしまう。そして、彼女が歌い出したら鳥肌が立ちました。びっくりするほどドキドキして、私はまたピーターパンに恋してしまったんです。

まさか娘より私がピーターパンに恋するとは。。ピーターはあまりにかっこよく、チャーミングでとても魅力的な男の子なんです。もちろん、子供も楽しんでいました。

ただ、大人になった私にとっては、ピーターパンの冷たさや時の流れる残酷さや、子供時に見えてなかった物語がありました。ピーターが好きでずっと迎えにくるのを待っていたウェンディ。しかしピーターにとっては、大した時間が流れていなかった。そして、大人になった自分には興味もなく、娘を連れていってしまうピーターパン。

さらに、ピーターパンの仲間はみんな捨て子という事実。そんな話だったとは。。

ピーターパン達は夜寝る前に本を読んでくれるお母さんが欲しかった。そんな切ない話でもある。

そこに、これぞミュージカルという感じの素晴らしい音楽と、ダンス、宙を舞う演出が加わり、まさにエンターテイメント。話なんか分からなくてまた楽しいっていう笑

子供にも分かりやすく親しみやすいものですが、大人の人にも是非見てほしいミュージカルです。

高畑充希さんの魅力については、コチラの記事も読んでいただけると嬉しいです。

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